🌱5月1日 八十八夜──春と夏のはざまで
2025年05月1日

🌱5月1日 八十八夜──春と夏のはざまで
こんにちは。今日は5月1日、「八十八夜(はちじゅうはちや)」です。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、日本の季節感を大切にしている人にとっては、とても特別な日です。
🌸八十八夜とは?
「八十八夜」とは、立春(2月4日ごろ)から数えて88日目にあたる日を指します。今年(2025年)はちょうど5月1日がその日に当たります。
昔から「八十八夜の別れ霜」と言われ、この頃を過ぎると霜が降りる心配も少なくなり、農作業の本格的な開始の目安とされてきました。
まさに「春から夏への節目」の日なんですね。
🍵新茶の季節
また、八十八夜といえば「新茶」。この時期に摘まれたお茶は香り高く、栄養も豊富。
「八十八夜に摘んだ茶を飲むと長生きする」という言い伝えもあるほどです。
新茶にはカテキンやアミノ酸が豊富に含まれており、リラックス効果や免疫力アップも期待できます。
お茶好きの方はもちろん、普段あまり飲まない方も、この機会に新茶を味わってみてはいかがでしょうか?
🌾自然に目を向ける日
田んぼには水が入り始め、山や里では田植えの準備が進み、自然がどんどん生き生きとしていく季節。
八十八夜は、そんな自然のリズムに寄り添い、季節の移ろいを感じる大切な日でもあります。
都会にいると季節の変化を感じづらいかもしれませんが、少し立ち止まって空を見上げたり、木々の緑に目を向けたりするだけでも、心が穏やかになるものです。
春と夏の境目に立ち、自然とともに生きる日本人の感性が息づく「八十八夜」。
皆さんも今日はちょっとだけ、季節の香りに耳をすませてみませんか?